2008-11-27

ムーの白鯨



ムーの白鯨
littleconcertから送られた動画
「ムーの白鯨」ノン・テロップ、オープニング。
「ムーへ飛べ」歌:水木一郎、作詞:山川啓介、作曲:浜圭介、編曲:羽田健太郎



♪そんなに さみしいかおで

きみは なにをまっている

しっかりだいてた ゆめは どこへおとした

いちどで まけちゃいけない とおいそらをみろよ

くるしみのくもから のぞくひのきらめき

フライ トゥ ザ ムー あこがれへ とびたて

フライ トゥ ザ ムー きみは とべるんだ



アニメ「ムーの白鯨」は、1980年4月から半年間放送されました。

1982年3月に惑星直列が起こり、世界各地で異常現象が次々と発生します。
その理由とは、

ムー帝国とアトランティス帝國の戦いが3万年の眠りを超えてはじまった
地球を守るために皇帝ムーの化身白鯨(鯨型宇宙船)に少女マドーラと
若きムーの戦士たちはアトランティスと戦う話。



人々の伺い知れないところで、13歳から15歳の5人の少年、少女が大きな白い鯨の力を借りて、地球を守ろうと頑張っているというものでした。
ガンバレ〜と、みんなから声援を受けるわけでもなく。良くやった〜と、称賛を受けることもない。

もし、ひとりだったら。5人の中のひとりだったらと、当時何かの拍子に頭に浮かぶことがありました。
何かに直面していたような時、心に違和感を抱いたような時に、
空に白い鯨を探そうとするわたしの姿があったようです。
ひとり親の帰りを待つ部屋の、西日の差す窓越しに。
まんじりと何一つ、結論の浮かばぬまま朝を迎えて、東の窓を開け放って、早朝の空気と黄金色の朝陽に白い身体を任せながら。

1982年3月を心に刻みながら。その時を過ぎても結構何年もの間、いや、今でも時折「白い鯨」が頭上に浮かんではいまいかと空を仰ぎ見ることがあります。

Text Widget

Text Widget