純朴且つドラマティック、最近の演奏風潮に流されることなく、堂々としているのにシャープにきれる時は若手の弦楽四重奏団が忘れている鮮やかな血しぶきさえ見える様な演奏を繰り広げるヤナーチェク弦楽四重奏団は、子供が生まれてくる時には片手にヴァイオリンを手にしているとさえ言われているチェコにあって至宝中の至宝。でも、ハタキをかけて手にするアンティークではありません。結成は1947年。現役最古参のグループではないでしょうか。クラシック音楽から目を転じると、ローリング・ストーンズとかクラッシュに喩えて良いと思います。事実、日頃クラシックのレコードに親しんでいないロック、クラブ青年が目を見張ったグループです。バンドと言っても良い感じだけど、アンサンブルではなくグループという表現でクラシック・ファンにも分かるように心がけました。
2011-01-13
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