2011-07-16

熊本市内はお盆。熊本城前のお堀で精霊流し。

七夕は、七月七日の節句だからと小さい頃に教わったから8月に七夕祭りのあるところがあるのを聞くとなんだか不思議です。全国的にお盆は8月15日。それ以外の日だという地域はどのくらいあるのかしら。熊本は街(市内中心街)は7月15日、郡部は8月15日と入った図式があります。

月曜、火曜、水曜と午後になって雷を伴う夕立。思う様にお墓掃除が片付きませんでしたけれども、お盆期間になってしまったけれども14日に形がついて15日はゆっくりお墓参りをしてきました。

【蓄音器の音】実際に聴きませんか - 第279回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内 お待たせしました“沖縄音楽特集”です。

夏のイヴェントに程良い具合になりました。通常は毎年2月に沖縄から講演に来て頂いていたのですけれども、山城先生のお母様が亡くなられたりで予定が2転、3転。せっかくの沖縄からの来訪、以前は帰郷の飛行機の時間が迫っているからと第1部だけで挨拶もそこそこにとんぼ返りをされていました。それがやがて、沖縄で活動されている演奏家をお連れに成る事が最近は良くあって、例会を丸々お任せする様になりました。

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会場も音響も良いホール(特別展示室)のやりくりもこのところは難しく、加えて研修室も夏休みの特別教室で埋まってしまっているという。おいおい、毎月第4日曜日はSPコンサートと予定されているはずではありませんか、と言ったところで詮無い事。学芸員の移動などもあって、見落とされてしまった模様です。別館も考えたのですが、そこも熊本城でのイヴェントに使われるという事です。さぁて、困った。

今夜聴くべきクラシック番組 - NHK-FM“名曲リサイタル” 中川朋子、青木高志&三輪郁

名曲リサイタルは毎週二組の演奏家を迎えての二部構成。前半後半共に本格的にクラシック音楽を楽しめる演奏家ですが、対比が面白い。ポピュラーなクラシックを聴かせる演奏家を招かないで、これほどクラシック音楽の聴かせてくれる神髄が違うものかと度々気づかされます。神髄と言うよりも“ソウル”と言いたい。マーラーやブルックナーの様な巨大な茫洋とした音に浸って満たされている魂は残念です。室内楽はクラシック音楽の無限さを発見させてくれますね。

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【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章》

手巻き式蓄音器 VICTOROLA での再生。2,3分の間隔でカチンカチンと金属音がするのはゼンマイが解ける音です。SPレコード・コンサートの会場での録音ですので途中鑑賞者の物音、咳払いが聞こえます。鑑賞会に参加して頂いた人数は50人ほどいらっしゃいましたけれども、皆さん集中されていて極めて良い環境の中で録音できました。盤面を替える時に咳払いされたり溜息つかれたり、レコードコンサートだというのに実際の演奏会に向かわれているようでした。

【蓄音機の音】聴きませんか - 第276回 蓄音機でレコードを楽しむコンサートから《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ニ短調 第1楽章から第1面》

それほど演奏自体が良い。そして盤質がとにかく良い。極上の保存状態と太鼓判が押せる。1937年録音の《ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調》と言えばパブロ・カザルスのチェロ独奏、ジョージ・セル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のSP録音盤。昭和13年頃の発売になる日本ヴィクター盤。盤に傷は無く、シェラック盤固有のノイズも極めて良好。市政便りの告知を観て、これは聴かなければと予定をやりくっての来場者もありました。研修室という音響環境が悪い中でも、ダイナミックレンジの広い奥行きのある良い録音です。SPレコード時代の最上の録音に屈指出来るでしょう。

CDは http://amzn.to/q2nnl0 として出ています。少なくともNaxos盤のブツブツとした音質よりは優良。セルの音楽は無味乾燥だと言われますが、日本に限っての事のようです。そう思って日本盤のCDを聴くと確かにカザルスのチェロばかりが大きく聴こえる様にしてあるみたいです。確かにこの《チェロ協奏曲》の勘所は独奏チェロなのですけれども、独奏チェロが登場するまでの第1面の前半のほとんどホルンの歌わせかたは魅力的です。テンポも緩ませたり緊張感を高めたり。中間のしっとりとした独奏に先立つ弦楽器の密度の濃い優しさ。あぁ、チェコ・フィルなんだなぁって音だけで分かる。復刻LP、CDでは感じ損ねているようです。

チェロ:パブロ・カザルス
指揮:ジョージ・セル
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1937年4月28日、プラハ録音
日本ビクター盤  JAS-675 JD-1187,1188

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wavファイルで高品位鑑賞もできます。御希望頂けば用意いたします。

喉の渇きを感じる前に、飲み物の事前用意を忘れない様にしましょう。熊本県内で今年最初の熱中症による死亡者が出た。 - 2011/7/15

蝉が陽が昇るにつれて次第に賑やかに鳴いています。気温27度、湿度79%。曇りというのが天気予報の発表ですけれども、入道雲もくもくの晴天の熊本です。昨日と同じという事でしたが昨日は夕立が来なかった為に、今日は気温以上に暑さを感じそうです。

熱中症にご用心。喉の渇きを感じる前に水分補給を気をつけて。節電風潮で自動販売機の間引きが進んでいるようです。気がつかない間にいつも合ったと思うところにありません。消防車が2台、化学消防車が1台一緒に消防署に帰っていくのを、お墓の帰りに見送ったけれども熱中症が多発しています。熊本県内で遂に最初の死者が出ました。(オリジナルの高画質画像は Flickr で観て下さい http://flickr.com/gp/amadeusrecord/L0zih3

熱中症?車の中で75歳の男性が死亡 熊本市 2011年07月15日

15日午後4時20分ごろ、熊本市坪井3丁目の寺で、「車の中で男性がぐったりしている」と参拝者の女性から119番通報があった。救急隊が同市の男性(75)を救出したが、間もなく死亡が確認された。熊本北署は熱中症の疑いがあるとみて調べている。

県消防保安課によると、熱中症の疑いでの死者は、県内では今年初めて。

同署と市消防局によると、車は内側からロックされ、エンジンは掛かっていなかった。熊本市は同日午後、最高気温が34・4度に上がっていた。

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