今でこそ、オイゲン・ヨッフムの「ブルックナー:交響曲第5番」はEMI録音のドレスデン国立管弦楽団とのCDが一般的でしょうか。これが3度目のブルックナーの録音になったもので、演奏解釈共にこなれています。加えてデジタル録音の時期に入っていましたがアナログで録音したことは大きな効果がありました。
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その時分には家庭のオーディオ(まだ、コンポと言っていたでしょうか)も随分と安定した音を聴かせていました。そのような家庭での音楽鑑賞、特にブルックナーのような日本での演奏会では滅多にプログラムに上らなかった曲を聴くのに貢献したのがドイツ・グラモフォンでの1回目の録音盤の数々。真空管で録音して、真空管でカッティングしていた時代のEMI盤とはまた違った輪郭線のしっかりした音楽を楽しませてくれます。
EMI盤が「キリッ」なら、DG盤は「コリッ」といった感じです。
☆通販レコード☆
【交響曲】
- レーベル 独DEUTSCHE GRAMMOPHON
- レコード番号 SLPM 138 967
- オリジナリティ:チューリップ・ラベル、2LP
曲目
ブルックナー:交響曲No.5(原典版)
演奏
- オイゲン・ヨッフム指揮
- バイエルン放送交響楽団
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- ヨッフム一回目の全集からの一枚で、オーケストラは1949年から61年まで常任指揮者を務めたバイエルン放送交響楽団。知的、論理的とも言える演奏ながら天国的な壮大さも併せ持った名演と言えます。現代ではもはやこういったゲルマンの気質を感じさせる演奏家を求めるのは、見果てぬ夢なのでしょうか。 録音は1960年代初めのDEUTSCHE GRAMMOPHONらしい少し硬質な音ですが、歪み感がなく良い音質です。
- 盤は2楽章のはじめに小さいプチ音が少しありますが、ほかは問題なく良い盤質。
- ジャケットも問題ありません。
- 2LP。
ⓇNM
ⒿNM
価格(税込み、送料込み価格) 8,000円(8,400円)
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