朝のすがすがしい一時を、バロック音楽と共にお過ごし下さい・・・と、NHK-FMで毎朝午前6時から放送してきた『バロックの森』が4年間を持って役目を終えます。今朝の日曜日の『リクエスト・ア・ラ・カルト』が最終回の放送になります。前任された男性アナウンサーは土曜日と日曜日を担当されていて、季節折々の話題も盛り込まれた番組運びが、わたしは大好きでした。リクエスト曲はそこそこに、お話だけは聞き逃さないようにしていたじきも2年間続いていました。後任された松川梨香さんの朝の番組らしい声は気持ち良いのですが、リクエスト曲の紹介程度のお話しで残念。リクエストもはがきではなくメールになったり、ホームページからできるようになって紹介できるほど無かったのかも知れませんね。
バロックの森 <終> -リクエスト・ア・ラ・カルト-
2011年3月27日、午前6時 NHK-FMで放送 案内:松川梨香
- リクエスト・ア・ラ・カルト -
「ソナタ イ長調 K.208」 ドメニコ・スカルラッティ作曲
(4分05秒)
「ソナタ ヘ長調 K.38」 ドメニコ・スカルラッティ作曲
(2分35秒)
(チェンバロ)スコット・ロス
<ワーナー WPCS-21069> ※モーツァルトのケッヘル番号のようですが、カークパトリック番号。スカルラッティはチェンバロのためだけに500曲以上を生涯に作曲しました。しかもその聴衆は1人の若い女性ただ1人のためでした。その女性が満足する音楽だけを書き綴っていたのですから幸せな作曲家だったことでしょう。スコット・ロスはその500曲以上を1人で録音してしまおうとした演奏家。この先週はスコット・ロス入門にも適しています。1枚で複数の異なるチェンバロの音色が楽しめます。日本編集盤CD: スカルラッティ:ソナタ選集
「幻想曲とフーガ ト短調 BWV542」 バッハ作曲
(12分30秒)
(オルガン)アンドレ・イゾアール
<Calliope CAL 9708> ※録音:1975年。旧品番:CAL-9708 / CAL-5708。現行品番は CAL-7708 これはイゾワールの録音したバッハのアルバムの中でもひときわの名盤。重厚で鉛色と思われていたバッハ観から解き放ち、節度ある色彩の美しさが飛翔するファンタジー豊かなバッハを世界に問うた、極めて重要なものである。このアルバムはもう30年以上も前の録音になるが、CALLIOPEの驚異的に優秀なアナログ録音とあいまって、いまだ新鮮です。輸入盤CD: Bach: 4 Toccatas & Fugues
「ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047」
バッハ作曲
(11分10秒)
(演奏)ベルリン古楽アカデミー
<Harmonia mundi(仏) HMC 901634.35> ※輸入盤フランス盤CD: J.S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) (Brandenburg Concertos) (Brandenburgische Konzerte) (2CD) [Import CD]
「ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049」
バッハ作曲
(14分50秒)
(演奏)エンシェント・ミュージック室内管弦楽団
(チェンバロ、指揮)クリストファー・ホグウッド
<ポリグラム POCL-5226> ※規格番号を変更して2003年に再発売されています。バッハの初稿での演奏です。CD: バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番&第4番&第5番&第6番
via nhk.or.jp
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